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My Garden

(マルモ出版 年4回発行)

2004年夏号No.31 掲載記事 抜粋

Ecological House&Garden エコロジストの挑戦(8)

植物の力でつくる自然農薬

●自然農薬の簡単な作り方

トウガラシ液(病害虫に効果的)

材料

・トウガラシ・・100g
・水・・800cc+2L+4L
・焼酎・・180cc

作り方

1.なべに水800ccとトウガラシ100gを入れ15〜20分煮る。
2.1を水2Lの中ですりつぶす。
3.2に焼酎180ccと水4Lをたす。

使用法

2Lの水にトウガラシ液100ccを加え、2週間に1回散布する。展着剤は黒糖蜜2ccまたは黒砂糖2gを加える。黒砂糖にはサトウキビからのフェノール成分があるので抗菌作用もある。
※展着剤とは、抽出駅が病害虫によく付着して吸収がよくなる成分のこと。


ヨモギ液(防虫・土壌改善に効果的)

材料・ヤマヨモギの葉茎を2〜3cmに切ったもの・・100g
・水・・5L
作り方ヤマヨモギを水に入れ、水が1/2量になるまで煎じる。

使用法

そのまま、葉面散布。または植物の株まわりにまく。防虫効果があり、また酸性に傾いている土壌を正常にもどす働きがある。
※ヨモギには、モグサをつくるヤマヨモギ、漢方薬になるカワラヨモギ、草餅にするガズサヨモギがある。ガズサヨモギはこのヨモギ液にしても効果が薄いので山にある丈が1mぐらいになるヤマヨモギ(オオヨモギ)で作る。カワラヨモギは川や海の砂地に生え、効果は一番。


ニンニク液(アブラムシ、スリップス、アオムシに効果的)

材料・ニンニク・・100g
・水・・1L
・玄米酢・・50cc
・焼酎35度・・180cc
作り方1.ニンニクをすりつぶす。
2.1に玄米酢と焼酎と水を加える。

使用法

トウガラシ液と同じ。トウガラシ液100cc、ニンニク液100ccを水2Lに混ぜて撒くとさらに強力になる。効果はアブラムシ、スリップス、アオムシによく効く。
※この液にふれた手で目を触らないこと。


ドクダミ液(ウドンコ病に効果的)

材料・ドクダミ(花が咲く時期に採取したもの)
・焼酎35度・・1.8L
作り方1.広口のガラスビンかホーローのふたつき容器にドクダミをぎっしり詰め込む。
2.1に焼酎をドクダミがひたひたになるまで注ぐ。一年間冷暗所に保存。

使用法

500〜1000倍にうすめて3日おきぐらいに葉面散布する。ウドンコ病にきく。


ニンニク木酢液(アブラ虫に効果的)

材料・アメ色をした上質の木酢液・・1L
・ニンニク・・200g
作り方1.ニンニクを一片ずつわけて、薄皮をていねいにむく。
2.1を木酢液に入れて3ヶ月以上ねかせる。

使用法

1000倍にうすめて3日おきぐらいに葉面散布。アブラ虫に効く。

 

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